ちゃぶログ ベース弾き田中祐太のウェブログ

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2009年 02月 15日

NY

みなさんこんばんわ、突然ですが、
今日から18日まで、ニューヨークに来ています。
折角なのでdiaryを。

2月14日。着いた初日から、知り合いに紹介をしてもらったQuincyというドラマーのギグに遊びに行くことにしました。
バンドのギタリストが車で迎えに来てくれるとのことなのでハーレムにある彼の家に行き合流しました。
彼の部屋でかかっていたのはWes Montgomery。少し意外だなと思ったのですが、
迎えに来てくれた車では今度はRed Garlandがかかっていました。NYのひとらはみんなもっと新しいのんを聴いていると勝手に
思っていたので、これまた意外でした。

ギグはブルックリンのとあるバーだったのですが、演奏の印象は、音とビートが全員強くてスイングしてること、それからバーでの演奏なので
MCもそんなに無く、ソロも坦々と回して行くのですが、飽きがこなかったです。なんでだろう。みんな言い切っているからかな。
2曲程飛び入りさせてもらい、楽しく時間はすぎて行きました。

ハーレムからブルックリンまで車で1時間程度、向こうのミュージシャンと長時間一緒にいる経験は初めてなので、
彼らの話す言葉が面白かったです。

途中で寄ったピザスタンドでは、僕が頼んだ、黄色、赤、緑パプリカに肉にチーズが乗っている色とりどりのピザを見て、
There are many kinds of shit so your mouth gonna be confused. Huh? と言います。
最初、ひとが食べようとしてるものにshitが乗ってるなんて失礼やのうと思ったのですが、
よく考えたら、「いろんなん乗っとって味がわからんくなるんちゃうん」みたいなことを言ってるみたいでした。
彼らにとってはいろんなんの「ん」とか、なんでも指示代名詞にshitを使うようです。

他のジャズミュージシャンの噂話では、That cat is killing!! と言っていて、始めはそいつがすごいのかしょぼいのか
わからなかったのですが、文脈から、どうやらすごいらしいというのがわかりました。彼らはジャズミュージシャンをcatと呼びます。
全く知らなかったら、ニューヨークに殺し屋のネコがいるという話になってしまうので、
英語を話せたってslangを覚えないと会話についていけねーなと思いました。

帰りのジャズ議論では、90年代は、みんなCutting edge(最先端)の音楽をやりながらもスイングしてた。
けど今はストレート(スイングさせない)ビートばっかりで、Straight ahead(王道ですかね?)に演奏することの技術も、
先人が残して来たものに対する敬意も薄れて来ているのでは?というような話が出ました。
NYは変拍子ばっかりと聞いていて、それにはあんまりハッピーでなかったのですが、こういう意見を持っているミュージシャン
もいるということが知れたことは収穫でした。これでみんなのBGMにWesやRed Garlandがかかっているのも納得。

スイングする音楽に敬意を払いながらも、Cutting Edgeで有り続けるために奮闘するNYのミュージシャンの姿を見ました。
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by yutalow | 2009-02-15 21:40


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